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フィリピンの棚田 フィリピン「コルディリェラー棚田群」はイフガオ族が地形的な制約を克服し、人間の生命活動を実証した見事な傑作として評価され、1995年に世界遺産(文化遺産)に登録された。しかし、後継者不足から放棄された棚田が増加し、水利システムの停止と崩壊をもたらし、2001年に危機遺産リストに登録された。しかし国内外の支援と、伝統技法による棚田保全が精力的に図られ、2012年に危機遺産リストから削除された。コルディリェラー山脈の東斜面に広がるルソン島の棚田群の景観は「天国への階段」とも呼ばれ、バナウエの谷を覆う棚田の泥壁や石垣をつなぎ合わせると長さ2万Km、地球を半周する。農作業ははぼ人力に頼りながら、2000年の歴史を刻んできた。
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